絵を描く皆さんは絵を描き始めたきっかけってありますか?私は学生時代に何となく描き始めました。とは言っても作品などと到底言える代物ではなく、ただのラクガキでしたけど…。特に方向性も定まっていませんでした。その後も軽いマンガのようなものは描いていましたけどまぁこれはいいでしょう。
今のようにデジタルで描くようになったのはここ5年ぐらいだと思います。正確にいつかっていうのは思い出せませんがそのぐらいでした。その当時私は大学4年で、研究室やら就活やらが楽しくなくてわりと不満を抱えてイライラしていました。そのイライラ等の負の感情をぶつける先が絵でした。これはある種の自傷行為だと思います。今の私の絵のスタイルはここから始まりました。
とにかくストレス発散に欠損やら血やら傷を描く。案外これが楽しく夢中になれました。Pixivにも上げたりしていましたけど意外といいねやらブックマークがついたりもしていました。(あとから考えるとこれって自分の力じゃなくて特殊ジャンルのものはとりあえず全部気に入るみたいな人が結構いるから見られていただけでした。)
そしてその後、一枚絵だけでなく漫画を描いてみたいと思い、昔から自分が見ていた新都社に投稿をしてみました。結果としては、描くのが大変、反応がつかない、絵絶望的なぐらいが下手などなど大惨事でした。漫画をコンスタントに描ける人は超人ですね。私にはそこまでして表現したいものはありませんでした。
そこで表現したいとかは置いておいてただ描きたいものを描くために1から一枚絵でやっていこうと思いました。そしてその過程で今のやり方に辿り着きました。
赤色を少し入れた画面作りはある人の彩色を見て真似たものです。その方がとても赤色を上手く使っていたので自分もやってみようとやったらとてもしっくりきたのです。それ以前は黒、青、白で構成された画面だったものがが赤をメインにすることでとても華やかで冷たくなく人間らしいものになりました。またその時期は数人の絵描きの方とやり取りをしていたので他の人と関わることによって自分自身の考え方が和らいだのも絵にとってはプラスになったのかもしれません。
ただその方達とはもう縁が切れてしまっているのでありがとうも言えない状態です。今だったらもっと上手に付き合えるんだろうけどなぁ。
で、これなんの話がしたかったんですかね。負の感情多めで始まった絵を描く活動も続けるうちにいつの間にか自己表現の重要なツール、人と繋がるツールになったよって話かな。
とりゅ